かながわ海業モデル事業

海業とは

漁村では、全国平均を上回る速さで人口減少や高齢化が進行しており、漁村のにぎわいを創出していくことが重要な課題となっています。こうした中、豊かな自然や漁村ならではの地域資源の価値や魅力を活かした「海業」※の振興により、雇用機会の確保と地域の所得向上を図ることが必要となっています。特に漁港は、狭隘(きょうあい)な漁村において静穏な水域と事業用地が確保され、海洋資源の利活用を行いやすく、近年の消費者が求める「モノ消費」から「コト消費」を実践していくことが可能との判断から、海業の展開を図ることで、人々が漁港を訪れ、様々な体験を通じて水産業への理解とともに水産物の消費の増進につながることが期待されます。水産庁では令和4年3月に閣議決定された水産基本計画及び漁港漁場整備長期計画において、「海業の振興」を位置付け、漁港を海業に利活用するための仕組みを検討していくことを明記し、地域の理解と協力の下、水産物の消費増進や交流促進など、地域の水産業を活性化する海業の取組を促進しています。             

                                                    水産庁

 ※海業(うみぎょう)︓漁村の⼈々が、海や漁村に関する地域資源の価値や 魅⼒を活⽤して所得機会の増⼤等を図る取組

かながわ海業モデル事業

神奈川県でも『海業』の取り組みをスタート致しました。EFPは『かながわ海業モデル創出事業』に選定され、*海藻の養殖事業*ダイビングステーションの設立*『江の島の海を守ろう』フェスタと3つの事業を展開していきます。

この事業はEFPだけでなく、藤沢市・江の島片瀬漁業協同組合と共同体を組み、江の島が漁村として持つ地域資源を活用し地域のにぎわいなどを創出していきます。

『江の島の海を守ろう』フェスタ開催

江の島の漁業ってどんな事してるの?どんなお魚がとれるの? 磯焼けってなに??

色々な体験メニューを通して、楽しく学ぼう!

 

2024年11月10日 日曜日 片瀬漁港 小田急片瀬江ノ島駅徒歩4分

 午前の部 10:00~12:00

   午後の部 13:00~15:00

   参加費 1人 2000円 (税込み) *3歳以下無料

 *天候により体験メニューは変更する場合もございます。

 *小雨決行 中止の場合は前日にホームページで告知 予備日 11月17日

 *予約制のイベントです。

 

このイベント参加費は江の島の海を守る活動に使わせていただきます。

当日、釣りビジョン・藤沢市広報の撮影が入ります。ご了承ください。 

また多数の団体からご協力を頂いております。

協力団体

*カネリョウ海藻株式会社  *釣りビジョン  *グローブライド株式会社

*新江ノ島水族館 

ご予約制です。

⁂クルージング体験には

乗船名簿の作成が義務付けられています。

参加者のお名前・年齢は申し込みの際、シンプルアンケート欄にご記入ください。

⁂ご友人と参加の場合は、備考欄にその旨ご記入ください。クルージングの際同じ時間帯に

設定させていただきます。

⁂駐車スペースはございません。公共の交通機関をご利用ください。

 


海藻の養殖

EFPでは、水産多面的機能発揮対策として「藻場保全活動」を行っています。江の島の磯焼けは進み、大型海藻のカジメは消失してしまいました。ワカメも種糸を生産していた漁師さんが引退宣言、このままでは東京湾・相模湾のワカメ養殖が出来なくなってしまいます。そこで多面的活動の経験をいかして、海藻の生産にもチャレンジ致します。

幸い大型カジメは新江ノ島水族館での培養も成功しました。

江の島片瀬漁港で生産された海藻を海に戻していく活動が始まります。漁港内で作れる海藻もあるので、少しづづ色々な海藻の養殖に取り組みます。

ダイビング ステーション設立

藻場保全や海藻の海底設置作業や海底清掃にはダイバーさんの力が必要です。しかし、江の島はダイビングスポット未開発の海です。今まで、ダイビングに絶対に必要なタンクは外部から取り寄せていました。今回この事業で片瀬漁港内に

ダイビングのタンク充填ステーションを設置致します。

天候に左右される海底での作業ですが、タンクが漁港内で充填できれば、外部取り寄せの手間も省き、将来は、ダイビングショップと連携して、ecoダイビングツアーの開催も、タンク・船とセットで販売していきます。